タレントマネジメントシステムで実現するOKR~第2回「OKRの開始」

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達成目標(Objectives)と主要な成果(Key Results)の設定

OKRの開始にあたって必要となる作業が、達成目標(Objectives)と主要な成果(Key Results)の設定です。

Objectiveは定性的な目標として、Key Resultsは定量的な指標として設定します。

また、1つのObjectiveに対して、2~5個程度のKey Resultsを設定しますので、ObjectiveとKey Resultsは1対多の関係になります。それぞれのObjectiveとKey Resultsについて、目標値が設定されます。

また、ObjectiveとKey Resultsは、最上位の階層から下層に向かって、「全社→部門→個人」のような順番で設定されます。

このように、OKRの開始にあたっては、ObjectiveとKey Resultsの1対多の関係、「全社→部門→個人」といった階層関係、さらには、それぞれのObjectiveとKey Resultsに設定された目標値までを含めた大変複雑な構造のデータを設定しなければなりません。

そこで、タレントマネジメントシステムを使用することで、このようなデータを簡単に入力し、更新、閲覧できるようにする必要が出てくるのです。

SMARTの法則とFASTの法則

タレントマネジメントシステムを使用することで、ObjectiveとKey Resultsを簡単に入力し、更新、閲覧できるようになりますが、タレントマネジメントシステムがObjectiveとKey Resultsそのものを考案してくれるわけではありません。

あたりまえのことですが、目標を考案するのは、「全社」、「部門」、「個人」の目標それぞれに責任を持つ担当者や社員です。

慣れないうちは、目標を考案するのが難しかったり、考案した目標が運用段階で、うまく評価できなかったりするかもしれません。

そのような場合に、参考になるのがSMARTの法則とFASTの法則です。

SMARTの法則もFASTの法則も、どちらもOKRに限らずさまざまな目標設定に適用される汎用的な考え方です。

SMARTの法則

SMARTの法則は、目標設定の際に、

1.Specific(具体的である)
2.Measurable(測定可能である)
3.Assignable(誰がやるのか割り当てることができる)
4.Realistic(現実的である)
5.Time-related(期限が明確である) 

の基準を設けることで、適切な目標を設定できるという考え方です。

FASTの法則

一方、FASTの法則は、目標設定の際に従うべき基準として、

1.Frequent(ゴールは頻繁に議論される)
2.Ambitious(不可能ではない範囲で野心的である)
3.Specific(具体的な指標とマイルストーンで計測できる)
4.Transparent(組織の全員から見えるよう透明性がある)

の4つが設定されています。

どちらが良い悪いというわけではありませんので、自分にとって取り入れやすい方、あるいは双方の良いところをピックアップした上で参考にするとよいでしょう。

タレントマネジメントシステムを使用したOKRの開始

それでは、タレントマネジメントシステムESIを使った実際のデータ入力画面を見てみましょう。

この例では、最下層の「個人」レベルでのObjectiveとKey Resultsを設定しています。

まずは、Objectiveの入力です。ESIには、「全社→部門→個人」といった階層構造を伴ってデータが保存されていますので、「個人」のObjectiveを入力する際に、上位階層である「部門」のObjectiveを参照することができます。

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Objective の入力が終わったら、それに紐づくKey Resultsを入力します。

ObjectiveとKey Resultsは1対多の関係を持ちますが、ESIでは、1つのObjectiveに関連する複数のKey Resultsを、タブを切り替えることで、同一画面で入力することができます。

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ここまでで、OKRの開始にあたって発生する複雑なデータでも、ESIでは簡単に入力できることがおわかりになったと思います。

次回は、やはりESIを例にとって、タレントマネジメントシステムを利用したOKRの運用方法を解説します。

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