研修効果測定の基礎知識:2.研修効果測定の正しいやり方

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受講者に期待する行動を評価基準として定義する

研修効果測定の正しいやり方とはどういうものでしょうか。それは、研修の目的、つまり、スキル評価基準を明確にした上で、客観的な方法で、ある程度時間が経過した後に測定を行うということです。

研修の目的をはっきりとさせるとは、研修を受講した社員に期待する行動を明確に定義するということです。

例えば、「管理者としての初歩的なスキル」といった漠然とした内容ではなく、「チームマネジメント」という具体的なスキルとして定義します。次に、「チームマネジメント」スキルを持った社員が取るべき正しい行動を定義します。

この行動とは、「チームメンバーに対して、チームワークの重要性をメッセージで発信している」といった客観的な評価が可能なものでなければなりません。

「ESI plus 研修効果測定」の場合、研修に紐づける前提で、スキル項目とその達成度を評価するための行動基準を複数定義できるようになっています。

 

 

このようにして、研修の目的、すなわち、受講者が修得すべきスキルと、それを評価するための具体的な行動基準まで定義することで、研修の効果を正しく測定することができるようになります。

 

主観的な自己評価だけではなく客観的評価を行う

受講者アンケートのような自己評価だけでは、本人の主観でしか効果が測定できません。そこで、上司やリーダーといった実務での行動を監督する立場の社員に評価を実施させることが必要となります。

そのためには前項で解説したように研修の目的(受講者が修得すべきスキルと、それを評価するための具体的な行動基準)が事前に定義されていることが前提となります。

「ESI plus 研修効果測定」の場合、本人の自己評価とマネージャの客観的評価の双方を入力させ、その結果を散布図で比較できるようになっています。

 

単発ではなく、継続的に測定する

研修の効果は、その内容を実務に活用することで徐々に表れてきます。つまり、研修受講後、ある程度時間が経ってから効果を測定し、さらに単発で終わらせることなく、継続的に測定する必要があるということです。

「ESI plus 研修効果測定」の場合、研修受講前と受講後に複数回行われた評価入力データをデータベース化し、時系列に比較することで、受講者ごとにどの程度効果が表れているかを判定することができます。

 

それでは、この記事で解説した正しいやり方に従って、実際に研修効果を測定してみましょう。

研修効果測定の基礎知識:3.研修効果測定をやってみる(1)